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残留孤児をモデルとした小説が中日友好の架け橋に

多年にわたって中日友好と中日を題材にした創作に尽力してきた中国作家協会の会員、于強氏は最近、新作『櫻花璀璨』を出版した。やはり中日を題材にした長編小説の第4部だ。

前3部の『風媒花』と『翰墨情縁』(日本語名『李海天の書法』)、『異国未了情』はいずれも日本で日本語版が出版されており、大きな反響を呼んだ。

于強氏は北京大学国際政治学部を卒業。80年代から90年代初めにかけて、安徽省馬鞍山市の外事弁公室主任兼観光局々長を務め、95年に上海に転任して国際文化交流に従事。中日友好の気持ちを抱きながら、中国の日本人残留孤児に関心を寄せるとともに、中日文化交流を積極的に展開し、日本の友人と幅広く交際したことで、多くの新しい活きた創作素材を手にし、次々と創作へのインスピレーションと情熱がほとばしり、一部また一部と、人の心を揺さぶる中日を題材にした作品を創出してきた。

于強氏を有名にしたのが処女作『風媒花』。1984年に外事弁公室主任に就いて間もなく、古蓮雲さんという日本人孤児が弁公室に訪れ、4歳の時に大連で父母に置き去りにされ、中国人に引き取られてからの紆余曲折の生活について語った。于強氏は心動かされ、人々に歴史を忘れず、歴史の悲劇を再演しないよう伝えるため、彼女をモデルに小説を書くことにした。本書は日本でも出版され、大きな反響を呼んだ。朝日新聞やNHK、夕刊フジなど十数社のメディアが次々と評論を発表している。また、日本の国会議員や駐上海総領事、市長、大学教授、著名な文化人、会社社長、僧侶、公務員、市民など数多くの読者から手紙が届いた。日本文学の巨匠、司馬遼太郎氏も手紙で「著作を読み終わって、非常に尊敬する気持ちになった」と記している。人民日報など各メディア大手も高く評価。安徽省人民放送局が制作した長編ラジオドラマは他の省でも放送され、多くの聴衆の心を打った。

『風媒花』が出版され、古蓮雲さんが肉親を探しあてて日本に定住したニュースが伝わると、多くの残留孤児が支援を求めてきた。

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