「神舟7号」は、飛行中に問題が生じた場合も最短4時間で帰還できるなど、乗組員の安全確保に向けて技術者が多くの設計を行っている。中国有人宇宙飛行計画の馬興瑞副総指揮が25日、明らかにした。
馬副総指揮によると、「神舟7号」の船外活動は4段階に分けて行われ、地上からは7つの重要ポイントを監視・制御できるよう設計されている。宇宙船には4つの緊急対応プログラムと30の船外故障対応マニュアルも用意されている。
このほか「神舟7号」は、185種類の故障パターンへの対策と対応マニュアルを準備。打ち上げ段階で重大な故障が生じた場合、キャリアロケットの脱出システムと宇宙船が帰還カプセルを危険地域から離れた場所へ運ぶ。軌道飛行中に重大な故障が生じた場合、宇宙船は最短4時間で地上に帰還できる。
馬副総指揮は「船外活動の手順の設計は、船外活動の成功を確保する重要なプロセスだ。船外活動の手順を4段階に分け、かつ7つの重要ポイントを地上から監視・制御できるようにしたのは、船外の環境が船内の環境より非常に複雑であるのと、船外活動の順調な成功を確保するためだ」と説明した。
このほか宇宙船のシステム全体には、乗組員の生命の安全と宇宙船の安全な帰還を確保するため、4つの緊急対応プログラムと30の船外故障対応マニュアルも用意されている。
「人民網日本語版」 2008年09月25日 |