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軌道上で放出される小型衛星の3つの機能
発信時間: 2008-09-27 | チャイナネット

有人宇宙飛行プロジェクト応用システムの趙光恒常務副総設計士は26日、新華社記者のインタビューで、小型衛星が大型宇宙船に伴って飛行するのは、革新的な意義があるハイテク技術であり、各宇宙強国が先を争って開発している先端技術だと明らかにした。小型衛星は主に次の3つの機能がある。

1.宇宙応用技術の発展

宇宙船に搭載される小型衛星は、小型で軽く、宇宙船から軌道上に放出できるなど、今後の宇宙応用分野では優位性を持ち、世界各国の注目を浴びている。小型衛星には、エネルギー開発、GPRS、通信観測やコントロール、荷重利用などの機能があり、安全性や信頼性への要求が高く、開発は非常に難しい。

2.宇宙ドッキング経験の積み重ね

宇宙飛行士が船外活動を終えた後、「神舟7号」は宇宙船のドッキングテストを行い、ドッキングでのキーポイントとなる技術の進展と把握を目指している。小型衛星が宇宙船に伴って飛行すると、地上の観測コントロールシステムは、宇宙船と小型衛星の軌道を測定してコントロールし、ドッキング技術の向上やドッキングの経験を積み重ねることができる。

3.宇宙船の観測

小型衛星は近距離で宇宙船に伴って飛行するため、宇宙船を全ての方向から高画質で観測し、様々な角度の映像を提供することができる。こうした情報に基づいて、観測やコントロールをしているスタッフやプロジェクトを決定する人たちは、よりよく宇宙船飛行の状況を把握し、コントロールすることができる。

「チャイナネット」2008年9月27日

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