ポップス界の帝王と呼ばれたマイケル・ジャクソンが亡くなって25日で1周年を迎える。ロサンゼルスのビバリーヒルズにあるホテルでは、26日に「永遠のマイケル」という音楽イベントが開催され、150ドルから500ドルの入場料の一部は、マイケルが生前にサポートしていた慈善事業団体に寄贈される予定だ。
亡くなった後に収入が増加
マイケルが亡くなる数年間は借金が約5億ドルにも膨らみ、豪邸の「ネバーランド」も競売にかけられる寸前だった。米音楽業界誌『ビルボード』は、遺産管理団体はマイケル没後に新たにCDを発売し、マイケルに関する映画やその他の商業イベントによる収入は10億ドルを超えたと報道、AFP通信は、遺産管理団体はすでにマイケルに代わって借金の半分を返済したと伝えた。
米国の市場調査会社によると、6月までにマイケルのCDの売上枚数は、米国で900万枚、世界では2400万枚で、CDの売上額と有料ダウンロードは合わせて約4億2900万ドルに達した。
マイケルの音楽は様々な商品に変化してる。例えばムーンウォークの歩き方を真似るコンピューターゲームや、カナダの大サーカス団「シルク・ドゥ・ソレイユ」が創作したマイケルの音楽と踊りを用いたパフォーマンスで、こうした商品や出し物からも報酬を得ることができる。