ネット上に大量の映画流出 興行収入が深刻な痛手

ネット上に大量の映画流出 興行収入が深刻な痛手。 中国映画著作権協会は7月31日に北京で記者会見を開き、上海のデジタル科学技術株式会社、杭州のインターネット技術会社などのウェブサイトによる権利を侵害する海賊版に関する行為について…

タグ: 中国映画著作権協会,興行収入,損失,ネット,放映

発信時間: 2010-08-04 16:23:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国映画著作権協会は7月31日に北京で記者会見を開き、上海のデジタル科学技術株式会社、杭州のインターネット技術会社などのウェブサイトによる権利を侵害する海賊版に関する行為について、政府の関係部門に行政処分の申出を行ったことを発表した。また、協会の合法的な権益を保護するため、人民裁判所に民事訴訟を起こし、権利侵害をやめ、謝罪し、経済損失を賠償するよう要求した。

映画著作権協会の朱永徳理事長は訴訟を起こした理由について、次のように説明した。以上の会社は映画を整理した後にセットとしてネットカフェに提供し、毎年ネットカフェから映画の使用料を徴収していた。しかし、これらの会社がネットカフェに提供した映画は、制作側から合法的に使用権を得たものではない。

ネットで3日間放映すると興行収入の損失は1億元に

大盛国際のCEO、映画『葉問2』のプロデューサーである安暁芬氏は、「ネットで3日間放映され、興行収入1億元の損害を受けた。『葉問2』は4月27日に全国で公開したが、5月4日午後にネット上に映像がクリアな海賊版リンクが初めて現れ、5日までに全国約800社のウェブサイトに海賊版ダウンロードのメッセージが出た。ダウンロード回数は計1000万回に達し、興行収入約1億元が損害を受けた」と話す。

現在公開中の『唐山大地震』は、映画館での公開前にネットに流出した。公開当日には海賊版が販売され始め、公開の3日後、ネット上にクリア版も登場した。配給会社の法律顧問は「損失額は多額で見積もりが難しい。十分かつ有効な証拠を得て、権利侵害側に対し訴訟を起こす」と話した。

ネット上での権利を侵害した放映はわずか数百元の罰金 業界関係者が「著作権法」の改正を呼びかける

孫建紅弁護士は、「2004年にあるウェブサイトは『大腕』の権利を侵害し放映した後に訴えられ、34万元を賠償した。5年後、『集結号』があるウェブサイトで放映されたが、賠償金はわずか1万元多い35万元だった。実はこの賠償金は高く、普通は10万元以下で、少ないときは数百元程度である。これほど少ない賠償金は権利侵害者が得た利益と比べると非常に少なく、海賊版を防止するのは困難だ」と語った。

「中国網日本語版(チャイナネット)」  2010NIAN 8YUE 4RI

「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。