広東省東莞市で現在、スパイドラマ「盛宴」の撮影が進められている。日本人俳優の矢野浩二氏はこのドラマで初めて中国人、しかも共産党地下党員の役に挑戦する。羊城晩報が報じた。
これまで「日本軍将校」役のイメージが強かった矢野氏が、ついに夢を実現した。矢野氏が演じるのは新聞社の編集者に偽装した共産党地下党員。矢野氏は「日本鬼子がついに共産党地下党員を演じることになった。すごいだろう!中国に来て11年、ついにこのチャンスをつかんだ!日本人役者が中国人を演じるという例は過去にない。これは自分にとって良い試練であり、アジアの映画ドラマ界においても良い先例となる。欧米では米国人役者が英国の歴史的人物を演じることも多いし、英国人役者もよく米国の政治家を演じている。アジア人も互いに演じることができるはずだ」とコメントした。
「人民網日本語版」2012年4月13日