中国映画「天注定」がカンヌで上映 主演男優の演技に称賛

中国映画「天注定」がカンヌで上映 主演男優の演技に称賛。 15日から開幕したカンヌ国際映画祭で、中国の賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督、姜武(ジャン・ウー)主演の映画「天注定」が正式上映され、大きな反響を呼んだ…

タグ: 中国映画,カンヌ,姜武,賈樟柯

発信時間: 2013-05-22 10:37:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 15日から開幕したカンヌ国際映画祭で、中国の賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督、姜武(ジャン・ウー)主演の映画「天注定」が正式上映され、大きな反響を呼んだ。とくに、映画の中で見せた姜武の演技に対し、外国メディアや映画評論家から一様に称賛の声が上がっている。「環球網」が伝えた。

 ■暴力を表現する姜武の演技 映画人を嫉妬させるほど

 姜武は映画「天注定」の中で、ごく普通の農民がいわれもない抑圧を受け、最後にはショットガンを持って報復するまでの心理的な変化を演じている。完璧な役作りで細かい心理描写を表現した姜武の演技は、外国メディアから高い評価を受けた。 コラム作家のアレックス・グリフィス氏は世界的に有名な映画評論サイトNext Projectionに、繊細な心を持ちながら、粗野で暴力的な行動を取る主人公「大海」を演じた姜武の演技が印象深いとし、「大海が汚職役人を前にしたときの演技が忘れられない。映画のエンディングに至る数シーンではこれ以上ないほどの素晴らしい演技を見せる。これを残酷で暴力的な作風で知られる『わらの犬』(2011)のサム・ペキンバー監督が見たら、嫉妬で震えるだろう」と称賛している。

 米映画サイト「indiewire.com」では、古参の映画評論家Jessica Kiang氏が姜武の演技を称賛し、「映画冒頭のエピソードが非常に独特で、深く印象に残った。姜武はトラブルメーカーの炭鉱労働者という『大海』のイメージを作り出すのに成功した。裏で結託する村長と自家用飛行機を持つ炭鉱の社長に抵抗しようとする村人を助けようと大海が努力する様は、時に辛酸で、時にかなり荒唐無稽だ」というレビューを掲載した。傲慢さを内に秘めた「庶民の英雄」は自分の心の中にある正義を守るため、最終的に報復することを選択する。「ショットガンを撃ちまくって、復讐する大海の姿は、映画に強烈なインパクトを与えている。これは中国の小都市版『フォーリング・ダウン』(1993)であり、恐らく、この映画の中で最も優れたシーンとなっている」

1   2    


iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。