低炭素社会への転換という課題には圧力と困難があるが、それ以上にかつてないチャンスがもたらされる。
最大の「問題児」は米国
世界各国の知識人からなる民間団体ローマクラブは「成長の限界」という報告書の中で、「長期的にみれば、世界経済の『模範生』である米国は実は最大の『問題児』である」と指摘している。突如発生した金融危機を前に、米国人が誇りとしてきた「高炭素型のライフスタイル」は行き詰まったのである…
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削減目標、各国の達成状況は?
1990年以来、多くの先進国の排出量は減少どころかかえって増加し、削減目標に達した国は一つもない。各国の達成状況は次の通りである。オーストラリアは28.8%の増加…
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気候変動に関する国際交渉 中国の見方
これまでの会議の中で、中国やインドは一貫して「共通だが差異のある責任」の京都原則を堅持してきた。その理由は3つある。第一に、現有の温室効果ガスは主に先進国が過去200年余りの間に排出し・・・
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