ホーム>>生態環境>>汚染対策
6月1日から、全国でビニール袋の無料提供を禁止
発信時間: 2008-01-09 | チャイナネット

国務院、ビニール袋の生産・販売に制限 有料化を実施

このほど、国務院弁公室は各省、自治区、直轄市の人民政府、国務院の各部、委員会、各直属の機関に、「ビニール袋の生産や販売を制限する通達」を出した。それによると、ビニール袋が汚染源になっていることから、今後、各地の人民政府や各部、委員会はビニール袋の生産や販売使用を禁止し有料化することにした。2008年6月1日から、全てのスーパーやデパート、総合市場などでビニール袋の有料化が実施され、無料で提供できなくなる。

ビニール袋の使用量が3分の1に減少か

中国プラスッチク協会プラスッチクリサイクル専門委員会の董金獅副会長は昨日のインタビューで、日本、韓国、フランスなどの経験や中国の国情から見ると、中国がビニール袋の有料化を実施すれば、全国のビニール袋の使用量は3分の1に減り、使い捨てのビニール袋の回収率も大幅に上昇すると語った。またビニール袋の有料化はとてもいい政策であるが、中国ができるだけ早く今のビニール袋に取って代わる環境保全型の品を出すべきだと董金獅副会長は話す。

市民がビニール袋の有料化に賛成 小売業者は顧客の反応を心配

6月1日以降、ビニール袋の無料提供禁止の情報に、ウォルマート広報部の黄里経理はこれを支持する姿勢を示した。だがこの制度が販売に影響を及ぼすのではないかという質問に対して黄経理は、全ての企業が一緒に実施するならば、販売に大きな影響があるとは思えないが、すぐに適応できない消費者がいることを心配していると話した。

中国人は毎日30億枚のビニール袋を使っている

1枚のビニール袋だとなんでもないように見えるが、その数が増えると、資源や環境にはとても深刻な影響を及ぼす。董金獅副会長によると、中国の人たちは野菜を買う時、毎日10億枚のビニール袋を使い、ほかの買い物に使われるビニール袋は20億枚以上に上っているという。

「チャイナネット」2008年1月9日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 広西、汚染物質を違法に排出した1982社を調査

· 江蘇省、小規模化学工場1162カ所を閉鎖へ

· 首鋼集団、五輪に向け400万トンの減産に着手

· 北京、大気の質は連続9年で改善

· 省エネと汚染物排出減少を実現させた企業