中国国家発展改革委員会が18日に発表した「第11期五カ年計画期間中の再生可能な資源発展計画」によると、2010年までに中国では再生可能なエネルギーのエネルギー消費構造で占める割合が10％となり、2005年に比べておよそ倍近く増加することになる。

この計画書は「中国では石油や天然ガス資源が不足し、石炭がエネルギー消費構造で占める割合が高いので、再生可能なエネルギーの開発と利用を進めることは、今のエネルギー供給のバランスを緩和させ、環境を保護する上で効果的な方法だ」とした上で、「今後数年、中国は水力や風力発電、太陽エネルギー、メタンガス、バイオディーゼルオイルなど再生可能なエネルギーを開発して、こうしたエネルギーが消費構造全体で占める割合を高めていくことにする。また、国際競争に参与するため中国は、2010年までに再生可能なエネルギー革新技術システムを整備することになる」と述べている。

「中国国際放送局　日本語部」より2008年3月20日