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内蒙古、塩湖の枯れ跡を草原へ 中韓共同事業が開始
発信時間: 2008-04-24 | チャイナネット

内蒙古自治区錫林郭勒(シリンゴル)盟の阿巴ガ旗人民政府と韓国最大の環境保護団体「環境運動連合」は23日、阿巴ガ旗の査乾諾爾(チャガンノール)で大規模な生態環境整備プロジェクトを行う契約を結んだ。韓国の現代(ヒュンダイ)自動車の援助で実施される。

北京の北600キロに位置する査乾諾爾(チャガンノール)はかつて、大きな塩水湖として知られていた。しかし現在では湖の面積の72%が枯れてしまい、塩分を多く含んだ大量の細かい砂が発生、北部地域に砂ぼこりをもたらす原因の1つとなっている。プロジェクトでは、湖の枯れた80平方キロの土地に塩分に強いマツナを植えるなどの生態環境整備プロジェクトが5年間にわたって展開される。

中国の科学研究者らは過去5年で、査乾諾爾の枯れ跡にマツナを植え、砂ぼこり発生とアルカリ化を抑制する効果の実験を進めてきた。その結果、塩分に強い植物を人工的に繁殖させることによって、現在不毛の地となっている湖の枯れ跡を草原に変えることが可能だとわかった。プロジェクトの専門家チームによると、この整備方法は自然の法則に合っており、外来種の移入による生態系の破壊もなく、技術的にも実行可能だ。

「人民網日本語版」2008年4月24日

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