江蘇省政府が20日に湖研究の専門家を招き、今年の太湖藍藻の情勢を分析・予測する。今年太湖藍藻の暴発する可能性がなお存在し、応急活動が厳しく、任務が重いが、穏当に対応してこそ、穏当に飲用水の安全を確保できる。
中国社会科学院南京地理と湖泊研究所の専門家が今年の太湖藍藻のアオコ形成を分析し、平均水深1.8メートルの皿形太湖の泥質化と湖に排出する栄養物の増加で太湖の更なる栄養化を招く。
前世紀90年代以来、太湖はほとんど毎年異なる程度の藍藻アオコ形成になる。ここ数年来、各クラスの政府が太湖汚染の制御に取り組むが、太湖の水質が抜本的に改善されておらず、今年藍藻暴発の可能性がなおある。目下、太湖は軽度~中程度の富栄養状態であり、「藻類の生存条件」を形成し、長期的な汚染のせいだ。太湖の大面積な藍藻アオコ形成条件の長期的な存在で、太湖藍藻のアオコ形成の制御が長期的で重い任務になった。総体的に見れば、今年太湖藍藻の暴発を防ぐ形勢が厳しく、高く重要視し、積極的に対応する必要がある。
同研究所の孔繁翔・研究員によれば、努力を経て、その危害を最小限に抑え、今年太湖に大面積な藍藻が出現しても、飲用水の安全を守れる。測定結果で太湖の水質が穏やかであることが分かった。このほど、江蘇省は応急メカニズムを繰り上げて稼働し、流れ引導、汚染源制御、応急水源地建設などの措置が力強い。
中国環境科学院湖泊基地担当者の金相燦教授によれば、藍藻の暴発はグローバル化な問題であり、湖の更なる富栄養化は藍藻の成長と暴発の主因であり、地球気候の温暖化、水温の上がりもその誘因だ。湖の栄養塩濃度が高ければ、外部の汚染源が切れても、温度、水流、光の照射などの条件が適すれば、藍藻の大規模な暴発が可能になる。この現象は厳しい整備措置を取り入れても、3~5年、ひいては長い時期が続く。湖の藍藻整備、生態回復は長期的な過程であり、例えば日本の琵琶湖の整備は30年余り続いた。
「新華ネット」より2008年4月22日 |