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地球温暖化防止に取り組む中国
発信時間: 2008-04-21 | チャイナネット

今世紀に入って、地球温暖化の問題は日増しに国際社会が注目する問題となってきた。温室ガスの排出量を抑制する責任をめぐって、各国間の論争は続いている。13億の人口を擁する中国では、政府がさまざまな方法でエネルギーの消耗を少なくし、汚染物の排出を減少させている。中国は『京都議定書』の締結国として、その責任を果たすために努力している。

古い発電所の閉鎖

2007年6月、寧夏回族自治区の英力特電力集団の中寧発電所で、巨大な煙突に発破がかけられ、同自治区の電力分野の「上大圧小」政策が始まった

 

山西省と河南省との境に位置する娘子関は、万里の長城の中で堅固な関所としてその名を知られ、「万里長城第九関」と言われている。唐の太宗、李世民の妹の平陽公主が女兵を率いてここに駐屯したことから、「娘子関(女性の関所)」という名がついた。

ここには全国的に知られた娘子関火力発電所がある。この発電所は1965年から建設が始まり、10万キロワットの発電ユニット二基を有し、当時は、華北地区における最大の発電所であった。山西省陽泉市の豊富で良質な石炭資源に恵まれ、30数年以来、河北省や山西省、北京市などに電力を供給し続けてきた。

2007年、娘子関発電所は新たな転換期を迎えた。6月5日、「ズシン」という鈍い音とともに、発電所内の100メートルの煙突が轟音をあげて崩れ、36年間と32年間、運転されてきた2基の発電ユニットが運転を停止した。

それに取ってかわったのは、2基の60万キロワットの空冷式超臨界発電ユニットである。このプロジェクトの責任を持つ中国電力投資集団公司華北分公司の王清文総経理は「新しい発電ユニットの建設は年内に始まり、2009年に稼動する予定です。そのとき、娘子関発電所は100万キロワット級の発電容量を有する大型発電所となります」と言っている。

新しい発電ユニットの建設は娘子関発電所に新たな活力をもたらし、山西省の電力分野での省エネ・排出削減の序幕となった。「発電ユニットの更新によって、毎年、標準炭換算で15万トンを節約でき、二酸化硫黄の排出を23000トン削減できます。環境保護の効果は明らかです」と王総経理は言う。

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