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中国一の淡水湖・鄱陽湖の研究プロジェクトが発動
発信時間: 2008-04-29 | チャイナネット

27日午後、中国最大の淡水湖である鄱陽湖の生態保護の喫緊の課題をめぐって、江西の五大研究プロジェクトは本格化した。鄱陽湖の生態保護を深めていく仕組みだ。中国が鄱陽湖研究の中で、集中投入した資金の最大額となるという。

江西省科学技術庁の王海庁長によると、締約して実施される5項目は全部、重要な国家クラス科学研究プロジェクトをめぐっているもので、前向きと科学イノベーションに強く、鄱陽湖の水土や生物など総合的生態システムをカバーしており、資金5200万元が投入される。これらの実施は、鄱陽湖の生態安全を保障、鄱陽湖地域の持続可能な発展を促進するために力強い科学技術的サポートを提供すると見られる。

地球気候変動が激しくなり、社会経済発展による環境への圧迫が強まるにつれ、鄱陽湖には、旱魃、低水位、工業・農業汚染、水質環境保護など際立った課題が差し迫っている。

鄱陽湖の差し迫った課題に対して、科学技術部と江西省は、鄱陽湖を対象に、鄱陽湖生態保護と資源利用、鄱陽湖沿い地域の農業汚染対策と総合処理技術の研究、鄱陽湖保護戦略研究、鄱陽湖流域生態システムの総合的管理研究、鄱陽湖持続可能な発展戦略と対策という5プロジェクトの研究に踏み切る。

これまでに比べて、締約して実施される鄱陽湖研究プロジェクトは目的性が強く、農業汚染、畑の水土流失なども研究の枠内に収められている。ドイツから進んだ技術、リモートセンシング(RS)、データ収集システム(DCS)、全地球測位システム(GPS)、地理情報システム(GIS)、コンピュータネットとマルチメディア技術、近代通信などのハイテク手段を導入される。

プロジェクトの実施につれ、中国は詳しい鄱陽湖生態環境データベースをつくり、鄱陽湖の生態安全を保障し、鄱陽湖地域の持続可能な発展を促進するために科学技術的サポートを提供し、中国の湖の水質環境の保護と生態安全の参考となる。

「チャイナネット」2008年4月29日

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