河北省にある華北地方最大の淡水湖・白洋淀では、第2回「引黄済淀(黄河から水を引いて白洋淀を救う)プロジェクト」が完成したことに加え、今年に入ってからの雨量が豊富だったこともあり、現在の水位は7.47メートルになり、ここ10年来で最高となった。水量の増加により、白洋淀独特の生態環境と生物群の修復・改善が進んだ。同区域には現在、水生植物が生い茂り、葦やはすが風にそよいでいる。また、鳥や魚の種類も数も増加している。

白洋淀には、華北地方最大の湿地生態系があり、地域の気候の調節、生物多様性の維持、華北地方の生態系のバランスにとって重要な役割をもつ。

「人民網日本語版」 2008年7月22日