中華全国工商連水産業商会と米国世界水産養殖連盟(GAA)は9日、北京で協力協定を結び、双方が環境にやさしい「グリーン養殖」やBAP認証といった分野で全面的な協力を実施すると述べた。「新華網」が伝えた。
BAPとは世界水産養殖連盟が制定した最新の水産養殖分野の標準で、「最も厳しい養殖・水産規範」である。世界範囲で水産品の繁殖と養殖プロセス、及び養殖場や加工工場の様々な生産基準を検査し、産業チェーン全体において「池からテーブルまで」という観点から孵化場や養殖場、飼料工場、加工工場に関連する食品の安全と健康、環境保護、社会的責任、動物の福祉、製品の全プロセスのトレーサビリティを全面的に審査し、また最高水準の操作性を提供する基準だ。
現在、ウォルマート、ダーデン・レストランチェーングループといった国際的な小売大手や飲食業企業が生産企業にBAP基準を満たすこと、また米国水産養殖認証委員会(ACC)の認証に通過することを要求し始めている。中華全国工商連水産業商会の尹启忠名誉会長によると、同商会は世界水産養殖連盟やACC認証機関と一連の協力を実施し、中国水産企業がBAP認証を理解、把握し認証を受けるのを支援するという。
「人民網日本語版」2008年9月10日 |