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雷雨、ひょう・・ 極端な悪天候が各地で頻発
発信時間: 2009-06-10 | チャイナネット

数週間にわたって猛暑が続いていた北京は8日、今年最も強い雨となった。天津・湖北・湖南・重慶などでも増水期に入って以来の最強の雨の襲来を受けた。中国気象局によると、中国では今後しばらく、強い対流によってもたらされる不安定な天気が主役となる。河南・上海・浙江などの地域では極端な悪天候がすでに発生している。

中国は毎年6月から8月まで主要増水期を迎える。国家気候センターの予測によると、中国の気象は今年、全体的にばらつきが多いものとなる。台風・暴雨・高温・乾燥・強対流などの極端な天気が発生しやすく、被害状況が深刻で、被害範囲は広く、その影響も大きくなる。

増水期が始まって以来、北京・重慶・湖北・湖南・広西・河南・安徽・内蒙古などの10省(直轄市・自治区含む)では、強い対流を理由とした広範囲での降水が発生している。

このうち安徽省の15市63県・区は、短時間の強雨・雷・ひょうと大風に見舞われ、20人の死者が出た。湖北省では増水期突入以来、3回の強雨が発生している。長江航路では強い雷雨によって7隻の船が沈み、6人が不明となっている。

一部の地域では、スコールラインやひょう、竜巻といったまれに見る悪天候となっている。河南・安徽・山西・山東・江蘇では3日午後0時から4日午前5時まで、強い対流によってもたらされる雷・暴風・ひょうなどの気象が発生した。河南省の鄭州・開封・商丘などではスコールラインが発生し、安徽省北部と山東省カ沢地区にまで波及した。民政部の統計によると、この5省では悪天候で27人が死亡した。

「世界環境デー」となった5日には、江蘇省杭州・安徽省大部・上海がほぼ同時に雷雨とひょうに見舞われた。浙江省桐郷では、最大18ミリのひょうが観測された。上海の8千世帯では停電となり、大きな被害はなかったものの、市民に恐怖感を与えた。6日には、湖北省随州の一部の地域を竜巻とひょうが襲い、1人が重傷となった。

中国気象局の鄭国光・局長はこのほど、「2009年増水期気象サービス緊急テレビ会議」で、「増水期の対策に全力で取り組まなければならない」と強調し、「職責履行の強化」「観測と予報」「災害警報サービス」「焦点をしぼったサービス」「共同動員と共同防災」「緊急措置」「予報サービスの総括」「安全生産」という8分野から増水期の気象サービスに取り組んでいく構えを示した。

「人民網日本語版」2009年6月9日

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