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内モンゴルの草原で深刻な干害
発信時間: 2009-08-21 | チャイナネット

今年夏に入ってから、内モンゴルでは干ばつが続き、降水はほとんどなく、50年で最も深刻な干害を受けた。農作物の被害面積は約315万ヘクタールとなり、20万頭あまりの家畜が死亡した。また、今回の大干ばつにより、189万人と家畜427万頭の飲料水が不足し、6の県レベル都市では日照りが原因で給水に影響が出ている。干上がったダムは50を超え、大部分の中小河川でも水がかれている。地下水位が低下傾向にあるため、1万1058カ所で排出量が不足し、地下水灌漑地域は新たな水源危機に直面している。

内モンゴル自治区洪水防止干ばつ対策総指揮部弁公室は8月17日10時、3級の緊急措置をとり、当面の干ばつ救済活動を全力で行うことを決定した。また、内モンゴル自治区の水利庁は干害対策の専門家を各被災地に派遣し、救済活動を指揮した。

 

 

写真は、内モンゴル赤峰市のバイリン右旗査干淖爾鎮で、トウモロコシ畑の枯れた作物を刈り取る61歳の聶国全さん

 

干害を受けた牧草地帯で食べ物を探す子馬(8月20日)

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