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今年の自然災害は「高温、干ばつ、大雨」
発信時間: 2009-09-03 | チャイナネット

中国気象局緊急減災と公共サービス課の陳振林副課長は北京で1日、「今年の中国の川は全体的に穏やかだが、降水分布はアンバランスで、被災地は広く、二次災害が特に明らかだ。一部の地域では降水量が多くて気温も高く、干ばつの状況も深刻で、強い風も非常に珍しい」と述べた。

また陳副司長は「今年の気象災害の最も顕著な特徴は、食糧の主要生産地での干害と低温、地震被災地での豪雨と土石流、黄河や淮河の人口が密集している地域で強い対流が発生したことだ。また地域的な極端は豪雨や段階的な深刻な干害、局地的な強風や突風、頻繁に上陸した台風は、中国経済の発展や人々の生命や財産に大きな影響を与えた」と語った。

観測によると、8月31日までに地域的に発生した深刻な干害と、北方の増水期の日照りは特に際立ち、今年の全国の平均降水量も1987年以来最も少なく、北方地域では何度も段階的で深刻な干害が発生している。

去年の冬から今年の春にかけ、河南省、河北省、安徽省などの冬小麦を栽培している地域では、30年ぶりに深刻な干害に見舞われた。また6月下旬から8月前半までの降水量は、遼寧省、吉林省、内モンゴル自治区の東部でこの60年以来最少で、高温と酷暑も深刻だった。それ以外にも8月になってからは、湖南省、湖北省、重慶市、貴州省、広西チワン族自治区などで中度から重度の干害が発している。

高温が続く湖南省

国家洪水干害防止総指揮部の統計データによると、8月24日までに中国の29の省で洪水と冠水が発生した。そして9000万人以上が被害を受け、死者と行方不明者は553人、直接の経済損失は約700億元に上っている。

河北省張家口市の楊玉成副市長は「6月15日から8月17日にかけて、全市の平均降水量はわずか104.4ミリで、いつもの年に比べて50%も少なく、この35年で最も少なかった。そのうちダムの上下と中部では約85%少なくなり、50年ぶりの干害に見舞われている。これは干ばつと同時に、続く高温で土壌の水が蒸発したことが原因だ」と話す。

湖南省の干ばつは、7月から続く高温少雨でさらに厳しくなっており、9月1日までに全省あわせて80の市と県が干害に見舞われている。湖南省の天気は3日から7日にかけても最高気温が35度以上の晴天で、西北地区も37度以上の高温が予想されている。

「チャイナネット」 2009年9月3日

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