温暖化現象や気候変動の研究に携わるイギリスとデンマークの学者は20日、デンマークのコペンハーゲンで開催された「世界編集者フォーラム」に出席した際、中国の気候変動対策を高く評価した。
今回の「世界編集者フォーラム」には、気候変動というテーマとした分科会が設けられ、世界中から気候変動の有識者や学者が出席した。
イギリスのLSE学院傘下のグランサム気候変動と環境研究所のスターン所長は、「中国が収めている成果を知るべきだ。中国が現在検討している第12次5カ年計画は、排出削減の目標を定めており、大きな意義がある。胡錦涛主席も9月22日に、GDP・国内総生産のレベルに基づいて二酸化炭素の排出量を減らしていくと表明した。この発言は非常に重要な意義を持つ。中国が二酸化炭素の排出削減を実現するにはまだ時間がかかるだろうが、重要な一歩を踏み出したことは確かだ」と述べた。
デンマークのコペンハーゲン大学のリチャードソン教授は、日本やEUなど、進んだエネルギー技術を持つ国や地域と比べて、中国の環境保護に対する取り組みは非常に印象深かったとし、「発展の面から言えば、中国で目にしたもの、起こったことは全てが信じがたい、非常に前向きなものだった。私は自分の目で見たものだけを信じる。中国で見たものは私に希望を感じさせてくれた」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」2009年10月11日 |