中国の温家宝総理は18日コペンハーゲンで、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の首脳級会合に出席し重要な談話を行って、気候変動対応に関する中国政府の立場、主張と取り組みを全面的に説明した。
温家宝総理は「気候変動への対応には国際社会の確固たる自信、共通認識と協力が必要で、一致した成果、公平な規則、合理的な目標、効果的なメカニズムの確保が求められている」と強調した。また、「『国連気候変動枠組み条約』と『京都議定書』は長期的で、辛抱強い努力により得た成果であり、世界各国の気候変動の対応における法的基盤と行動指針だ。今回の会議の成果は枠組み条約と京都議定書の基本原則を堅持しなければならず、決して曖昧にさせてはならない。持続可能な発展の枠組みの下で統一的にアレンジメントを行って、重点を短期と中期の排出削減目標の達成、すでに約束した項目の実行とその行動内容に置くべきだ」と協調した。
温家宝総理はさらに「中国政府の打ち出した温室ガス排出削減目標は中国の実情に基づいて行った自主的な行動だ。中国人民と全人類への責任感から起こした行動のため、いかなる条件も追加されていない上、いかなる国の排出削減目標ともリンクさせていない。今回の会議の成果がどのようなものにせよ、中国は断固として目標を達成し、また、目標以上のものに向けて頑張っていく」と強調した。
「中国国際放送局 日本語部」より 2009年12月18日 |