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ラスムセン首相との会談 |
温家宝総理はコペンハーゲンで17日、デンマークのラスムセン首相、国連の潘基文事務総長とそれぞれ会談した。
ラスムセン首相との会談で温総理は、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の運営におけるデンマークの積極的な努力を称賛。「COP15はすでに最後の正念場に入っている。各国は大局に着眼し、現実に立脚し、互いの懸念に配慮し、『共通だが差異ある責任』の原則に従い、これまでの承諾を確固たるものとし、迅速に共通認識を固め、効果的に交渉を進めることで、国際社会共通の政治的意欲を明示し、気候変動対策に向けた各国の努力を体現する、各国共に受け入れる合意文書をまとめて、将来の国際協力に新たな動力をもたらさなければならない」と述べた。
潘基文総理との会談では「中国は、気候変動分野の国際協力の促進において国連および事務総長の発揮している独特かつ重要な役割を非常に重視している。これまで同様に事務総長の取り組みを支持していく。全世界の人々はみなCOP15の成功に期待している。各国首脳はこのために、強い政治力を示し、的確な努力を払って、気候変動の試練に対処する自信と能力が人類にはあることを示さなければならない」と表明した。
潘事務総長は「国連と私は、相互信頼を深め、協力を強化して困難を克服するよう各国を促し、COP15を正しい道に沿って前進させるため、最大限の努力を尽くす考えだ。先進国は承諾を的確に履行し、発展途上国の気候変動対策を資金・技術面で支援すべきだ。国連は気候変動対策における中国の積極的な努力を高く称賛し、中国の役割を重視している。中国側との協力を維持したい」と表明した。
「人民網日本語版」2009年12月18日
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潘事務総長との会談 |