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COP15、温総理が各国の首脳と会談
発信時間: 2009-12-18 | チャイナネット

 

 

国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)の首脳級会合に出席している温家宝総理はコペンハーゲンで現地時間17日、イギリスのブラウン首相、ドイツのメルケル首相、日本の鳩山由紀夫首相とそれぞれ会談した。

その中で、温総理は「多くの先進国は二酸化炭素の排出を削減するため具体的な指標を打ち出し、一部の発展途上国でも削減に関する目標を提示した。これは気候変動への対応における国際協力が新たな成果を遂げたことを表す」と述べた上で、「気候変動に対応する今、各国は『共同ではあるが区別ある責任』という原則を踏まえ、相互信頼を強め、それぞれ自国の責任を履行すべきだ。中国は自国の削減目標に達成することに努力し、国際間交流と協力を強化したい」と指摘した。

これに対して、3ヵ国の首相は気候変動への対応における中国の役割を評価し、中国との協力を強化したい意向を示した。

その後、温総理はモルディブのモハメド・ナシード大統領、エチオピアのメレス・ゼナウィ首相、バングラデシュのハシナ・ワゼド首相、グレナダのトーマス首相及びスーダンのアリ・ナフィア大統領補佐官5カ国首脳と会談した。

その中で、温総理は「中国と5カ国は同じように発展途上国であり、気候変動からの影響が最も大きい。この国際問題の解決に共同の利益が存在している。中国側は小島国とアフリカなどの諸国の苦情を理解し、先進国からの資金、技術などの支援を促進するために努力する」と述べた上で、「中国は南南協力と二ヵ国間協力枠組みに基づいて、食糧や医療衛生、教育における支援を発展途上国に引き続き提供する」と強調した。

これに対して、5カ国の首脳らは「発展途上国にとって、社会発展は主な任務であり、気候変動に対応するために自国の発展する権利を犠牲にすることはできない。中国が自国の削減目標を作成したのは国際社会の模範となり、中国は責任を持ち大国であることを表明した。我々は、中国からの支援と理解を感謝した上で、中国と共に、自身の利益を守りながら、COP15が積極的な成果を遂げることに努力したい」という考えを示した。

「中国国際放送局 日本語部」より

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