デンマークの首都コペンハーゲンで開かれている国連気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)に出席している中国国務院の温家宝総理は17日午後、モルディブのモハメド・ナシード大統領(左から3番目)、エチオピアのメレス首相(右から2番目)、バングラデシュのシェイク・ハシナ・ワゼド首相(左から2番目)、グレナダのティルマン・トーマス首相(右から1番目)、スーダンのナフィー大統領顧問(左から1番目)と会見した。
温総理は「中国は開発途上国や小島国、アフリカ諸国と同様に発展途上国であり、似たような歴史的境遇を持ち、経済の発展や貧困撲滅などの切実な任務に直面している。多くの発展途上国は気候変動の影響を多く受けており、この世界的な挑戦への対応では、広い範囲での共同利益や関心、一致した目標がある。中国側は、開発途上国や小島国、アフリカ諸国の気候変動問題での特殊な立場とニーズを理解、共感しており、気候変動の対応に先進国が資金や技術、能力などを提供することを促し、主張している。中国はこの方面で私利はなく、これまでと同じように南南協力と二国間協力の枠組みの中で、開発途上国や小島国、アフリカ諸国に、力の及ぶ限り食糧や医療衛生、教育、気候変動対応の面で支持と援助を提供する」と述べた。
5カ国の指導者は「多くの発展途上国にとって、発展は最も重要な任務だ。気候変動への対応は、発展途上国の発展の権益を犠牲にして行われては決していけない。中国が自主的に実施している温室効果ガス排出削減の行動と目標は、国際社会の気候変動対策に手本を示した。開発途上国、小島国、アフリカ諸国は中国の共感と理解、援助に感謝している。そして中国側と疎通や協調を強化し、共同利益を守り、共に推進してこの会議で積極な結果が得られることを望んでいる」と語った。
「チャイナネット」 2009年12月18日 |