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暴雪で全国の広範囲で電力用石炭が不足
発信時間: 2010-01-06 | チャイナネット

中国の北方、華東、華中地域はここ数日、数十年ぶりの豪雪に見舞われ、運送業はかなり深刻な影響を受け、全国の広い範囲で電気や石炭が不足し、多くの地域で電力供給制限が行われている。そのため中国国家電力監督管理委員会は5日、電力供給の保障の求める通知を緊急に出した。

湖南省、湖北省、江西省、河南省などは全面的に電気と石炭が不足し、河南発電所に備蓄されている石炭は8日分にも及ばず、一部の発電所は3日間でなくなるという。また南方の地域ではさらに石炭不足が深刻で、データによると北京、天津、唐山電力網の石炭はどんどん減っているということだ。

江西省全省の石炭の備蓄は、160万トンの警戒ラインをかなり下回る106万8000トン。華東電力網の総体的なプレッシャーは大きく、安徽省などの一部のユニットが石炭不足で運行できなくなっている。また上海市や江蘇省、湖北省などの地域では、時間帯によって電力供給制限を実施している。

各発電所は緊急に石炭を調達

中央気象台の予報では、今後数日は厳寒の日が続くため、各発電所は電力供給を確保するために石炭を緊急調達し、最も石炭が必要な地域へ輸送し始めた。

中国石炭市場網の統計によると、4日8時までに今年の全国石炭の輸送量はすでに3万696トンに達し、北方の石炭を南方へ輸送している中海商品輸送会社は、すでに定期船を集めて秦皇島港に石炭を運んだ。

北京市は40年ぶりの降雪と低温 懸念されるのは天然ガス不足

北京市市政市容管理員会は5日に行われた記者会見で、天然ガスによる暖房での突発事の緊急対応プランを発動し、工業企業や公共建築の天然ガスの使用量を減らし、市民の暖房の供給を確保すると発表した。

京市市政市容委員会の母秉傑副主任は「北京市で続いた雪害と寒波の影響で、天然ガスの使用量は大幅に増加しており、いつもの使用量をはるかに超え、天然ガスの供給と需要との矛盾はますます際立っている」と話す。

4日の北京市の最高気温はこの51年で最低を観測し、北京市の天然ガスの使用量は5300万立方メートルに達して、計画量の4200万立方メートルより1100万立方メートル多かった。

「チャイナネット」 2010年1月6日

 

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