環境保護部が公開したデータによれば、2009年中国製薬工業の総生産額は中国の全GDP3%に満たず、しかし汚染物質排出量は全体の6%だった。各種薬品の中でも、原薬は汚染、エネルギー消費が高く、大気、水質汚染がもっとも深刻だ。
中国の医薬輸出商会の最新統計データによれば、中国の原薬及び半加工品の生産は目に見えて勢いを増しており、種類、生産量が増加しているのに比べ、低価格で維持されている。現在、中国で生産可能な1500種類以上の化学原薬の生産能力は200万トンを超え、全世界の生産量の1/5以上を占めている。中国はすでに世界最大の化学原薬生産国であり、輸出国になっている。
中国の原薬企業が低価格競争に甘んじるのではなく、各社がそれぞれ価格の10%を環境保護に投入すれば、業界全体の改革が大きく進むと浙江薬廠の幹部はいう。