北京市水道局は11日、水の節約規定に基づきゴルフ場など水の消費量が多い施設などの新規設置の禁止を決めました。
そして既存のゴルフ場が業務用水基準を超過して使った水については、最高でその基本料金の3倍を支払うことになりました。
北京市水道局は、「最新の規定により、北京市は水の消費量が多い企業などの設置を禁止する。これには高級サウナ施設、水を原料とする生産企業、スキー場、ゴルフ場、および毎月の水の消費量が5000立方メートルを超えるゲーム経営施設が含まれている。そして給水面における突発事件が起こった場合、または水の消費量が毎日の給水能力の90%に達した場合、北京市人民政府の許可により、ゴルフ場、高級サウナ施設などへの給水を停止する」としています。
北京市水道局は、また「地表水や地下水を直接利用するゴルフ場は、水資源への確認結果とその水の使用許可を得なくてはならない。また、再生水利用の範囲内にあるゴルフ場は、芝生の灌漑用水、トイレの水などに再生水を利用しなければならない。以上の条件に達した企業だけが再生水処理施設を設置し、再生水を利用できる」と決めています。
このほか関連の許可を得ていない企業が無断で水を利用した場合、主管部門はその違法行為を止めさせ、期限をつけて是正させること。また、規定を超過したり計画を超過した企業などに対しては追加として2万元以上から10万元以下の罰金を取るとしています。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年8月13日