3億人近い農民の飲用水が安全ではない
「中国全土でまだ2.98億人の農民の飲用水の安全が確保できていない。20%の都市生活者の飲用水の水源が基準値を満足していない」先日、開催された全国汚染防止作業部会の席上で、環境保護部の張力軍副部長はこう発言した。
環境保護部のデータによれば、中国の半数の都市の地下水の汚染は深刻な状況で、57%の地下水観測地点で水質に著しく問題があると確認されている。
2011年上半期、七大水系で長江、珠江の水質がよかったことを除き、深刻な汚染とされる「海河劣V類」の水質は全体の40%を超えた。その他の河川は中度から軽度の汚染状況だった。90%の都市の河川で程度は異なるものの汚染が確認され、およそ半数の都市部の地下水が深刻な汚染状態にあり、2億人近い農民が基準値を満たす飲用水を飲めていないことがわかった。
環境保護部は飲用水の保護に関する「青写真」を策定