国連気候変動会議の歩み
2014年:国連気候変動リマ会議
本会議は12月1日から12日まで、ペルーの首都リマで開かれた。しかし、重要な問題に対して先進国と途上国で議論が分かれ、32時間の延長を経て、現地時間14日深夜2時、「国連気候変動枠組条約」第20回会合と「京都議定書」第10回会合が終了した。
2013年:国連気候変動ワルシャワ会議
本会議は11月11日より開催され、22日に閉幕予定だった。しかし、重要な問題に対して先進国と途上国で議論が分かれ、23日夜まで延長をせざるを得なかった。「国連気候変動枠組条約」第19回会合と「京都議定書」第9回会合は、23日夜にようやく合意に達し、終了することができた。
2012年:国連気候変動ドーハ会議
本会議で決議されたものの1つである「京都議定書」修正案は、「議定書」の第二約束期間を2013年に実施することを法律的に定めたものである。ほかにも長期気候資金に関するもの、「国連気候変動枠組条約」作業部会の長期協力の成果であるダーバン・プラットフォームや損害損失補償システムなど様々な決議がなされた。
2011年:国連気候変動ダーバン会議
12月11日早朝にダーバン会議で決議された内容は、ダーバン・プラットフォーム特別作業部会を作って行動強化を図ること、「京都議定書」の第二約束期間の実施の決定、グリーン開発メカニズムの開始である。
2010年:国連気候変動カンクン会議
2010年末に開催されたカンクン会議では2つの成果があった。第一に、「条約」、「議定書」、「バリ・ロードマップ」を守り、「共通だが差異ある責任」の原則を堅持すること。第二に、技術移転、資金、能力開発など途上国の関心のある問題について、それぞれ進展があったことである。
2009年:国連気候変動コペンハーゲン会議
2009年末のコペンハーゲン会議は排気ガス削減の合意、長期目標、資金と技術などの問題に関し、何ら実質的な成果を上げることができなかった。コペンハーゲン会議の最後に、法的拘束力のない「コペンハーゲン合意」が作られた。
2007年:「バリ・ロードマップ」の合意
2007年12月15日、180の国と地域の代表がインドネシアのバリ島で「バリ・ロードマップ」を合意させた。また「車の両輪メカニズム」の交渉、「条約」の長期協力特別作業部会と「京都議定書」特別作業部会の交渉が行われた。
1997年:「京都議定書」の採択
1997年、京都で行われた「国連気候変動枠組条約」第3回会合(COP3)において、「条約」が効力を持ってから初めてとなる議定書「京都議定書」が採択された。
1992年:「国連気候変動枠組条約」の正式調印
1992年、国連環境発展会議がブラジルのリオデジャネイロで開催され、「国連気候変動枠組条約」(UNFCCC)が正式に調印された。これは世界で最初の温室効果ガスの排気規制であり、世界の気温変動に対応した国際公約である。中国は最も早く本条約に調印した国家のひとつである。
1979年:第1回世界気候会議の開催
1979年にスイスのジュネーブで第1回世界気候会議が開催された。科学者は、大気中の二酸化炭素濃度の増加が地球を温暖化させると警告。国際社会で注目すべき問題として、気候変化の問題が初めて国際会議で取り上げられた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月10日