習近平国家主席は27日にニューヨークの国連本部で、潘基文事務総長主催の国連気候変動問題指導者ワーキングランチに出席した。2014年の気候変動会議主催国であるペルーのウマラ大統領、2015年の気候変動会議の主催国であるフランスのオランド大統領の他、エジプト、ブラジルなど30余りの国と国際組織の指導者が出席した。
習主席は「中国は一貫して責任ある姿勢で気候変動に積極的に対処しており、気候変動を発展方式転換の重大なチャンスとして、中国の国情にあった低炭素発展路線を積極的に模索している。中国政府はすでに気候変動対策を国の経済・社会発展の総戦略に全面的に組み込んでいる。昨年、中国は単位当たり国内総生産の二酸化炭素排出量を2005年と比べて33.8%削減した。中国は温室効果ガスの排出規制を一層強化し、2020年までに炭素強度40~45%削減という目標の実現を目指す。中国は引き続き自らの国情、発展段階、実際の能力に見合った国際的責任を引き受けていく。2日前、中米両国は気候変動に関する第2の共同声明を発表した。中国は『中国気候変動南南協力基金』の早期運用開始も後押しし、他の途上国の気候変動対策を支援する。中国は世界各国と共に開発アジェンダの実行過程において、協力して気候変動に対処することを望んでいる」と強調した。
「人民網日本語版」2015年9月29日