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japanese.china.org.cn |16. 05. 2021 |
炭素固定量1540万トン、クブチ砂漠改善の30年の奇跡
砂漠改善と炭素削減の推進、世界の気候変動緩和に貢献
東興証券クブチ生態公益基金の設立、「クブチのカーボンニュートラルと農村振興行動」の開始、ソーラー砂漠改善の強化など、新たな発展段階に入り、クブチ砂漠改善事業は前進している。億利集団と中国能建集団は砂漠改善・炭素削減プロジェクトを共同で推し進め、今後数年、黄河の「几」字カーブにあるクブチ、ウランプハ、ムウス、トングリなどの砂漠地区で共同出資し、立体的な砂漠改善を展開する。
億利集団の王文彪会長は、「このような行動は二酸化炭素吸収源を増やし、炭素排出を削減し、カーボンニュートラル目標への貢献につながる。第一次・二次・三次産業を融合した砂漠改善の新局面は生態環境を改善するだけでなく、企業の持続可能な発展目標の達成にも繋がり、現地の農牧民にソーラーパネル下経済を形成することもできる。農牧民はソーラーパネルの下で作物の栽培や牛・羊・鶏・鴨などの飼育をし、収入を安定させることができる」と述べた。
国連環境計画の中国代表である涂瑞和氏によると、クブチ砂漠の改善における一部の革新的措置は、その他の砂漠化の影響が深刻な国と地域が参考と手本にできる。「太陽光発電と風力発電の大々的発展で炭素排出を削減し、植樹造林、生態修復の大々的実施で二酸化炭素吸収源を増やし、科学的管理の強化で耕地の炭素吸収能力を高め、炭素排出量取引を通して経済効果を上げることは、中国の炭素排出のピークアウトとカーボンニュートラル目標の達成、および世界の気候変動緩和への貢献になる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月16日