京津冀(北京市・天津市・河北省)の生態環境共同対策をめぐる記者会見が15日に開かれ、京津冀エリアの生態環境の質が近年、継続的に改善していることが明らかになった。例えば、2021年、3地域の微小粒子状物質「PM2.5」の濃度が初めて、全て「30+」の段階に突入し、今年もその平均濃度が前年比で低下した。2013年と比べると、濃度の低下幅はいずれも60%以上に達し、「深刻な大気汚染」だった日の数が大幅に減少した一方、大気の質が「優良」だった日は大幅に増加した。中国新聞社が報じた。
また鳥類の増加も生態環境の改善を裏付けている。北京の鳥類はここ10年で80種類以上増え、世界で唯一の「北京」の名を持つ野生の渡り鳥「北京雨燕」(アマツバメ)の個体数は3000羽未満から約1万羽にまで回復した。天津市で確認された鳥類は452種類に達し、毎年百万羽以上の渡り鳥が飛来している。河北省の湖・白洋淀の野生の鳥類は248種類にまで増え、絶滅寸前(CR)のアカハジロが生息するようになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月17日