国を挙げて中華人民共和国の建国57周年を祝っている国慶節の1日午前、中国共産党の胡錦涛総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は、北京五輪関連施設の建設現場を訪れ、祝日も仕事を続ける作業員をねぎらい、祝日の祝いと心からの慰問を伝えた。
胡総書記は「五輪の開催は、わが国各族人民の共通の願いであり、中華民族の100年の待望であり、全国の重大な出来事である」と強調。「われわれは必ずや、最大の努力を尽くして五輪を成功させ、全国各族人民の自信と奮闘精神を高め、中華民族の誇りと凝集力を高め、中華民族の偉大な復興のために共に奮闘しなければならない」と述べた。
胡総書記はまず、プロジェクト展示センターで、工事の全体的な進捗状況を把握した。各工事が順調に進んでいることを知り、胡総書記は喜びと安堵を示した。続いて「水立方」と呼ばれる国家水泳センターの建設現場を訪れ、工事の進捗状況を質問した。国家体育館の建設現場では、作業員の生活区までわざわざ足を運び、簡易宿舎内に腰かけ、作業員と親しく言葉を交わした。胡総書記は作業員の出身地、職種、賃金、労災保険などを細かく尋ねた。また、食堂にまで足を運び、作業員の食事の状況を確認した。胡総書記は、北京五輪のメインプレスセンターや国際放送センターとして使用される国家会議センターも視察した。
工事現場の視察を終えた胡総書記は担当者に対し、▽準備作業の特徴と法則への認識を深め、作業の全体性・協調性・規範性を高め、作業水準をたえず向上させる▽資金・物資・人材を科学的に配分し、合理的に使用し、管理・監督を強化し、資金・プロジェクト運用の透明性を高め、最大の効益を発揮する――よう指示した。
写真1:国家体育場の建設現場で工事の進捗状況について説明を受ける胡総書記
写真2:国家体育館の作業員宿舎で作業員らと親しく言葉を交わす胡総書記
「人民網日本語版」2006年10月2日