人民検察院は国の法律監督機関である。国は最高人民検察院、地方各クラス人民検察院および軍事検察院などの専門人民検察院を設置している。
最高人民検察院は国の最高検察機関である。最高人民検察院は全国人民代表大会とその常務委員会に対し責任を負うとともに活動を報告する。最高人民検察院は法によって最高検察権を独自に行使し、行政機関、社会団体、個人の干渉を受けない。
憲法と法律の規定に基づく最高人民検察院の主要な職責は次の通り。地方各クラスの人民検察院と専門人民検察院の活動を指導する。汚職案件、賄賂案件、公民の民主的権利侵害案件、涜職案件などの刑事案件を法によって直接受理するとともに立件して取り調べ、起訴するかどうかを決定する。法によって法院の審判、刑事案件の取り調べ活動に対し法律監督を行う。重大な刑事犯罪案件に対し、法によって逮捕許可、起訴を審査する。刑事案件の裁判活動に対し法律監督を実行する。すでに発効した各クラス人民法院の判決と裁定のうち、確かに誤審のあるものに対し、法によって最高人民法院に控訴+する。法によって監禁・管理・矯正場所の活動を監督する。検察活動の具体的な法律適用問題に対し司法解釈を行う。検察機関に対外交渉を行い、関係ある司法援助を展開させる。
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