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一番人気な外国語は中国語?
発信時間: 2009-12-18 | チャイナネット

東京でのほかのチェーン店を示す店員さん

ラーメンを食べながら、どうしてブタの置物に中国語が書かれているのかとその女性にたずねると、「来日する中国人が多くなり、この店も中国からの観光ツアーの人にとても人気があって、毎日多くの中国人が来てくれます。中国の人も日本人と同じように写真を撮ることが好きみたいで、この中国語を見て店に入ってラーメンを食べてみたいと思う人は少なくないですよ」と言う。どうもこの簡単な中国語の一言は、お客を呼び込むいい手段になっているようだ。

しかし少し考えてみると、日本でこうしたことは珍しくない。秋葉原の電気街の至る所には中国語の説明が見られるし、ヨドバシカメラでアナウンスしている人は、中国人と全く変わらないほどきれいな中国語を話す。繰り返し様々な電気製品や店のバーゲン品を紹介しているのを聞いていると、私もここは中国のショッピングセンターではないかと錯覚してしまうほどだ。

箱根の温泉場やお店にも必ず中国語の説明があったし、店員たちも簡単な中国語であいさつすることができる。それに中国人の店員も増えているようだ。新宿のある店で時計を売っている徐さんは、日本人の同僚たちに中国語を教えるバイト料は、本業の収入とほとんど同じだという。

ずっと米国を追ってきた日本は英語を重視してきた。しかし、今の情況を見ると、「日本語ができなくても英語が下手でも、日本では全く心細くない」と中国の人に教えてあげたくなる。

東方書店の人の話によると、中国語を学んでいる若者は多く、『中国語入門』や『中国語はおもしろい』『初めての中国語』など、中国語を学習する本は種類も多くて、いつもベストセラーになっているそうだ。

なぜ中国語の学習がこんなに流行っているのかはともかく、このような状態が続けば、きっと中国と日本の人たちの心の距離が縮まっていくのでなないかと私は思っている。

「チャイナネット」 2009年12月18日

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