▽中国製の「チップ」で優れた機能を実現
衛星測位システム「北斗」は、2020年までに衛星30基あまりの打ち上げが完了する。全地球測位システムが完成すれば、自動車、漁船などに対応するチップを設置するだけで、「北斗」のナビゲーション・ポジショニングサービスが使えるようになる。2010年9月、中国は世界初となる複数の衛星システムに対応するチップを開発した。ポジショニングの原理はGPSと似ているが、「北斗」特有のショートメールサービスにも対応しており、機能的にはGPSを上回る。専門家は、「国産チップは1年から2年以内に、性能面で国外チップに対抗できるようになるだろう。さらに技術改良・コスト削減を通じて、2年から3年以内には価格と性能の両面で国外チップに対抗できるようになるだろう」との見方を示す。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年4月12日