中国初となる「衛星測位システム学術年会」が19日、北京で行われた。年会に出席した北斗衛星測位システムプロジェクトの孫家棟・総設計師は「『3段階』の発展戦略に基づき、2020年ごろまでに全世界をカバーする北斗衛星測位システムの完成を目指していく」と述べた。「新華網」が19日に伝えた。
北斗衛星測位システムは、中国が独自に開発し、運行する衛星測位システムで、高精度かつ信頼性のあるナビゲーション・ポジショニング・時刻配信サービスを提供する。現在同システムはネットワークを完成させるための衛星打ち上げ段階に入っており、システムの建設は順調に進んでいる。
中国は「開放的、独立的、互換性、段階的な進歩」という原則に基づき、独自の衛星測位システムを開発している。「3段階」の発展戦略とは以下の通り。