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重慶大爆撃の被害者が東京地裁で陳述
発信時間: 2007-12-18 | チャイナネット

重慶大爆撃の被害者による対日賠償請求訴訟の原告の1人、銭方能さんは17日、東京地裁で陳述を行い、大爆撃の悲惨な状況を告発、日本政府に対し歴史を正視するとともに、被害者への罪を認めて謝罪し、その損害を賠償するよう求めた。

77歳の銭さんは「重慶大爆撃の被害者の大多数はすでに70歳以上だが、われわれは歴史を忘れることはできないし、また歴史の真相を次の世代に伝える責任がある。日本政府は中国侵略旧日本軍による当時の罪を認め、被害者への謝罪と賠償を行うべきだ」と陳述した。

1939年5月4日に旧日本軍が行った重慶への大規模な爆撃で、銭さんの自宅も被害に遭い、祖父はその場で死亡、銭さんも頭部に重傷を負った。旧日本軍は1939年2月から1943年8月にかけて中華民族の抗戦の意志を挫くため、延べ9513機の爆撃機を出撃させ、重慶を218回空襲、2万1600発の爆弾を落とし、深刻な人的・物的被害をもたらした。死者1万1900人、負傷者1万4100人、被害家屋1万7600棟をもたらしたこの空襲は、歴史上、重慶大爆撃と呼ばれる。

「人民網日本語版」2007年12月18日

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