公安部の孟宏偉副部長は16日午後、同部の招待を受け訪中した日本海上保安庁の岩崎貞二長官と会談した。中国公安部のウェブサイトが伝えた。

孟副部長は、中国公安部と日本の各法執行機関は良好な関係と幅広い協力を維持していると指摘。「05年に協力会談紀要に調印して以来、両省庁は意思疎通と連携を強化し、海上の密航・麻薬犯罪・海賊の取締り、および情報交換・人材育成面の協力を緊密化してきた。双方の努力により、両国間の海を舞台とした密航・麻薬密売は効果的に抑え込まれた。また、アジア太平洋地域の海上取締り協力制度における協調を高め、地域の海の安全を守るために積極的な貢献を果たしてきた。中国公安部は日本海上保安庁との友好関係を重視し、良好な協力関係を保ち、その効果を不断に高めていくことを希望している」と述べた。

岩崎長官は公安部の招待に謝意を表明。「今回の訪問を通じて、両省庁間の相互信頼と友情、海上取締り協力を深め、両国間の海を舞台とした犯罪活動を共同で取り締まっていきたい」と述べた。

「人民網日本語版」2008年1月17日