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訪日の大学生、中日間の開きを縮めることは可能
発信時間: 2008-01-31 | チャイナネット

第4回「笹川杯日本知識クイズ大会」で受賞した中国の大学生代表団が30日、1週間にわたる東京、沖縄、神戸、京都、大阪などの日本訪問を終えた。

今回訪日した学生は、中国の普通の大学生に比べれば日本社会をより理解している。しかし実際、自分たちの目で日本を見ると、驚いたり感心したりした学生も少なくない。

浙江省の胡傑さんは、秩序を守るという面で中日間には開きがあるが、だからといって一方的に中国人の素質を悲観することは出来ないと考えている。「帰国してから、日本で学んだ文明的な習慣を行為で示し、身の回りの人に影響を与えていきたい。文明的な行為は互いに影響するもので、私たちは中国の未来に自信を持っています」

代表団の座長を務めた佳木斯(ジャムス)大学外国語学院の張鳳傑院長は、「今回の訪日の代表者たちは、全て1980年代以後に生まれた新世代の学生です。彼らは聡明で敏感、新しい事を受け入れるのが上手です。ほとんどの学生が始めて外国に行ったのですが、学生たちは決して日本の発展した社会を盲目的に崇拝するのではなく、どのようにすれば中日間の違いを縮めることが出来るのかと考えています。これは学生たちの祖国に対する責任感や使命感の現れでしょう」と話す。

訪日代表団は日本を離れる前、今後も連絡を取り合うために「川流会」を設立した。「川」は「笹川杯日本知識クイズ大会」を指し、「流」は中日青年交流を意味している。「川流会」を通じて、これまでの受賞者と連絡を取り合い、共に中国の進歩や中日友好の更なる発展に力を尽くすことを望んでいる。

「チャイナネット」2008年1月31日

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