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外交部「中日食品安全協力体制の早期構築を」
発信時間: 2008-03-07 | チャイナネット

外交部の定例会見で6日、秦剛報道官が記者の質問に答えた。

――胡錦涛主席の訪日はいつか。ギョーザ事件により延期されるとの報道もあるが。

訪日の具体的な日程については、両国間で積極的な協議を続けられているが、まだ確定していない。中国側はこれが歴史的な訪問となり、中日関係の長期的で健全な安定した発展の推進に、積極的かつ深遠な意義をもたらすものと信じている。

両国が現在、戦略的互恵関係の構築に尽力しているという点を強調しておきたい。いわゆる「戦略的」とは、両国が高い見地に立ち、遠くまで見通し、大局から出発して両国関係を処理することであり、一時一事で変わるということではない。

質問にあったギョーザ事件についてだが、中国政府は一貫して食品の安全を高度に重視し、国内外の消費者に高度に責任を負う姿勢を取っている。日本で発生したギョーザ中毒事件に対し、中国側は高い関心を払い、中国政府の主管当局は、すでにあらゆる必要な措置を講じて、真剣かつ責任をもって調査を行い、かつ初歩的な調査結果を適切な時期に公表した。

わたしがここで強調しておきたいのは、真相究明のために中国側は調査活動を継続していくということだ。同時に、国境を跨ったこの食品安全問題の解決には、中日双方の協力が切り離せない。双方の主管部門、特に警察当局が引き続き意思疎通を強化し、緊密に協力し、冷静・客観的・公正・科学的な姿勢に適切に基づき、調査協力を展開し、事件の真相を早期に究明し、両国人民に責任ある説明を行うことを希望する。それまでは、一方的に結論を発表すべきではない。

今後似た問題が起きた際の両国間のより迅速で効果的な協力を制度面から確保するため、できるだけ早く日本側と長期的・効果的な食品安全協力体制を構築することを希望する。

「人民網日本語版」2008年3月7日

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