「話せない日本語」レベルでとどまっている一部の日本語学習者は、「いままで全く日本語を勉強したことがなく、就職に有利だから日本語を勉強しているだけです。短期間で、聞ける、話せる、のレベルになるのは、簡単なことじゃないです」と述べている。昨年、短期大学を卒業した張琴さんは、「ほとんどの人は語学学校で日本語を学んでいます。でも語学学校では日本人教師が少ないため、ヒヤニングやスピーキングの練習をするチャンスが少ない。また、英語を勉強していた頃のヒヤニングやスピーキングの練習を重視しない習慣が今も根付いているのです」と述べている。
多くの客観的な原因があるが、業界の関係者は、外国語学習者に対し、このように示している。「外国語を学ぶのは交流に用いるためだ。そのためには、聞く、話すことが最も直接で、最も便利な交流方法だ。だから、日本語を仕事で役立てたいと思うならば、やはり困難を乗り越え、もっとよい語学学校、語学コースを選び、標準で、使える日本語を習得するべきだろう。さもなければ、語学検定に合格し、その証書を得たとしても、採用されないかもしれないし、無駄な時間を費やすことになるかもしれない」
「人民網日本語版」2008年6月4日
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