北京パラリンピックは、今年の9月に開催される。その準備のために5月31日から6月4日まで、日本パラリンピック委員会(JPC)の北郷勲夫委員長が北京を訪問している。
日本大使公邸では6月2日、北京パラリンピック関係者交流パーティーが開かれ、宮本雄二在中国日本大使、北郷勲夫委員長、日本障害者スポーツ協会医学委員長の陶山哲夫氏、北京パラリンピック委員会主席(中国障害者連合会副主席)の王新憲氏が出席した。このパーティーは、パラリンピックが開催された時に、円滑な協力関係の構築や、中日障害者交流の一層の強化を図ることを目的にしている。
王新憲・北京パラリンピック委員会主席
王新憲主席はあいさつの中で、「今回の四川大地震では、日本側から救援隊を派遣していただき、テレビで救援の様子を見てとても感動しました」と日本の救援隊に感謝の意を表し、「今回の地震で障害者になった人たちに対して、中国障害者連合会は様々な措置を取り、今後の生活の質を向上させ、リハビリテーションに努めます」と述べた。
北郷勲夫委員長
それに対して北郷勲夫委員長は、「東京では1964年にパラリンピックが開かれ、その後、日本の障害者事業は急速な発展を遂げました。北京パラリンピックを機に、中国の障害者事業もさらに大きく進展すると思います。北京オリンピックとパラリンピックのご成功を祈念しております」と述べた。
「チャイナネット」2008年6月3日