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ジャン・チンミン監督を取材、中日共同映画『純愛』に託す思い
発信時間: 2008-06-08 | チャイナネット


戦後、中国の東北部に残留した日本人女性をヒロインに、戦争を背景にした人間性や愛を描く中日共同映画『純愛』(製作総指揮・脚本: 小林 桂子,監督・脚本: ジャン・チンミン)が7日から北京市内の映画館で上映されル。主催者は、興行収入を四川大地震の被災地に寄付し、成都や重慶で無料上映を行うと発表した。

上映に先立って行われた映画鑑賞会で、中国国際放送局(CRI)の記者は監督のジャン・チンミンさんに取材した。

 

記者:この映画で一番表現したいと思ったことは何ですか。

監督:戦争という過酷な状況にさらされた人間性、その人間性の中のやさしさや寛大さがあれば、困難を乗り越えられるということです。人生の光の部分を見せてもらい、見る人に新しい希望を伝えられればと思っています。

記者:どのようなきっかけで、中日関係を題材にした映画を作ろうと思ったのですか。

監督:私は日本で8年間留学した経験があり、両国関係の複雑さを認識しています。どちらかだけの立場に立って、映画を作ってしまうと、公正さと的確さに欠ける恐れがあると思います。両国の人々の心の動きを的確に捉えた上で、初めて感動的な作品を仕上げることができます。この映画は、中国人の大らかさとやさしさを描き、また、戦争が終わった後、両国国民はいずれも穏やかな暮らしに憧れながら行き続けていることを描いています。生きていきたいという人間の本能に着眼しています。

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