浙江省消費者保護委員会に対し、キヤノン製デジタルカメラを購入した消費者より、保証期間が過ぎていないにもかかわらず、画像が変形、あるいは映し出されないなどの故障が頻繁に発生すると訴える苦情が相次いでいる。同委員会の幾度にわたる折衝の末、キヤノン(中国)有限公司はこのほど、当該19モデルのデジカメに問題があったことを認め、左記の19モデルを購入した消費者に対し謝罪の意を表した。「中国新聞網」が伝えた。
記者が浙江省消費者保護委員会より事実関係を確認したところ、これまで苦情が相次いでいたキヤノン製デジカメ問題について、キヤノン(中国)有限公司は2008年6月12日、CCDに問題があるとされる当該19モデルに対する対応処理に関する発表を行った。
キヤノン(中国)有限公司によると、同社は2005年10月6日と2006年10月25日の2回、計19モデルのデジカメの一部に画像の変形、画像が表示されないなどの故障が現れたことを認めている。検査測定の結果、使用されていたCCD内部の配線接合箇所が原因と判断された。
キヤノン(中国)有限公司は2008年7月1日、浙江省杭州市(キヤノン(中国)有限公司 杭州支社)でデジカメの無償清掃点検を展開、検査の結果19モデルのデジカメ(保証無期限)についてCCDに故障が発見された場合、CCD部品の無償交換をすることとした。
「人民網日本語版」2008年7月10日 |