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消費者、キヤノン発表の対応処理意見に不満
発信時間: 2008-07-10 | チャイナネット

浙江省温州市の王さんは2005年にキヤノンA85デジタルカメラを購入、保証期間終了後、王さんのキヤノン製デジカメの画面が黒くなったり、写真がぼやけるなどの状況に遭った。王さんは数回にわたり浙江省消費者保護委員会に訴え、折衝の末、キヤノン側は2008年3月末、王さんに対し無償でCCD部品を交換した。「中国新聞網」が伝えた。

問題は解決されたものの、記者の取材を受けた際、王さんはキヤノン(中国)有限公司の対応に対して依然不満を示した。「どうして修理のみであり、カメラのリコールあるいは交換を行わないのか。私は香港に友人がいるが、香港でこのような問題が起きたときにはカメラはリコールあるいは交換される。しかしここでは、まったくそのようではない」。王さんは記者に訴えた。

キヤノン(中国)有限公司社員は記者に対し、王さんの言うところの状況は存在せず、キヤノンのカメラへの対応方法は全世界で同一であり、浙江省に限らず、北京、香港、果ては日本であっても、現在いずれもCCD部品交換という対応方法を採っていると説明した。

また浙江省の地元メディアの報道によると、浙江省の消費者が問題のあるカメラを購入した場合、キヤノンによる無償清掃点検、無償部品交換、疑念排除の責務、および相応の補償提供などの対応を受けることができるとキヤノンが認めているとしている。ただし今回の対応結果が浙江省以外の消費者を「なおざり」にし、湖南省、広西チワン族自治区などの消費者の強烈な疑念を招いており、いわくキヤノンの今回の措置は他の地域の消費者を差別している疑いがあるとしている。

「人民網日本語版」2008年7月10日

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