日本の著名タレントの野村沙知代さんもスピーチを行い、自身の人生観や日本人の価値観、日本社会の問題点、母親としての責任感など、多岐にわたる話題について語った。沙知代さんの生き生きとしたスピーチに参加者からは何度も拍手が上がった。野球監督の野村克也氏の夫人である沙知代さんによると、野村監督は引退後に中国で若者に野球を指導することも計画しているという。北京五輪で造られた野球場などの施設の機能を十分に発揮し、野球を通じて両国の交流を進めていくべきだとの意見が出された。
「永遠の隣人――人民日報に見る日本人」の共同翻訳にも携わったフリーライターの芦沢礼子氏は、中国四川省の震災地で取材した最新の情報を紹介した。
「成長力の強い中国の飲食店チェーン10社」にも選ばれた「小尾羊(シャオウェイヤン)」の王明琳・副社長も招待に応じて交流会に参加し、日本進出2年で直営店4店を開店し日本国内のチェーン店も年内に10店以上に達する同社の奮闘のエピソードを紹介した。
産業能率大学の教授で復旦大学日本校友会の会長を務める周偉嘉博士、立教大学に留学中のドイツ人留学生のアニャさん、共同網の中国人記者の王征氏などもスピーチした。また日本華僑華人聯合総会の陳学全・副会長(秘書長兼)、ノンフィクション作家の野村進氏らも交流会に参加した。
「人民網日本語版」 2008年10月07日
|