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中日軍事:交流促進・信頼強化
発信時間: 2009-03-23 | チャイナネット

日本の浜田靖一防衛大臣がこのほど、梁光烈国防部長の招待を受け、中国を2日間訪問した。日本の防衛相の訪中は03年の石破茂防衛長官以来だ。双方は会談で、両国の防衛政策、世界と地域の安全保障情勢、両国の防衛交流などについて幅広く意見交換し、地域の平和と安定の維持のために引き続き努力していく考えで一致した。また、07年8月の中日防衛相会談以来の防衛交流の進展を高く評価。今後も08年5月の胡錦濤国家主席の訪日時に発表された「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」および「交流と協力の強化に関する中日両国政府の共同プレスコミュニケ」に照らし、引き続き防衛政策、対外政策、世界と地域の安全保障情勢について対話を行い、意思疎通と交流を強化し、相互理解・信頼を一層強化し、中日友好を促進することで合意した。

 

「政冷経熱」の時期にも中日両軍の将校・尉官交流は中断されることはなかった。両国の防衛交流は近年日増しに活発化している。07年8月には曹剛川国防部長(中央軍事委員会副主席、国務委員)が中国の国防部長として9年半ぶりに日本を訪問。同年11月には中国海軍の艦艇が初めて日本を訪問した。08年には日本の海上自衛隊の艦艇が中国を答礼訪問した。08年以降、日本の齋藤隆・統合幕僚長や中国の空軍司令員・海軍司令員・副総参謀長が相次いで相手国を訪問。浜田防衛相は今年2月の葛振峰・中国人民解放軍副総参謀長との会談で「日中両国の陸海空三軍は現在、全面的な交流を実施している。日本は中国側との防衛交流を深め、戦略的互恵関係の構築に共に尽力することを願っている」と述べた。

 

防衛交流の強化は両国首脳が合意したものだ。両国の防衛当局は各レベル・分野での交流を通じて、相手側の観点・立場・関心への理解を深め、共通利益を模索し、たゆまず戦略的相互信頼を増進し、実務協力を強化し、互恵協力を深めていく。双方は▽浜田防衛相の訪中への答礼として、梁国防部長が年内に訪日する▽中日防衛当局間の防衛・安全保障協議を年内に東京で開催する▽日本の陸上自衛隊参謀長、海上自衛隊参謀長、航空自衛隊参謀長が本年度内あるいは双方の都合の良い時期にそれぞれ訪中する▽艦艇相互訪問を継続し、中国海軍艦艇が年内に訪日する▽軍事研究・教育当局間の交流も推進し、さまざまな形の対話を検討する??ことで一致した。

 

長期的な平和・友好は中日両国の唯一の選択肢であり、戦略的相互信頼、防衛・安全保障面の相互信頼の不断の強化は、両国の戦略的互恵関係の構築における重要な基礎の1つだ。中日の防衛当局間の対話と交流の促進、信頼の増進と疑念の払拭は、地域と世界の平和・安定にとってもプラスだ。

「人民網日本語版」2009年3月23日

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