中日両国は9日、東京タワー下の公園で、太平洋戦争中に労働目的で強制連行され日本で亡くなった6830人の中国人を追悼する式典を行い、元強制労働者で現在も生存している人や、犠牲者の遺族、日本側の友好者など約200人が出席した。追悼式典で、参加者たちは犠牲者を象徴する6830足の布靴を地面に並べ、追悼の意を表した。
1943年から1945年までに、日本に強制連行され、日本の135カ所の工事現場で強制労働をさせられた中国人は3万8936人に上り、日本外務省の1946年の統計によると、そのうち6830人が日本で亡くなったという。
一度も会ったことがない、日本で亡くなった父親を哀悼する山東省の宋明遠さん(64歳)
犠牲者を象徴する布靴の間を歩く河北省の李鉄錘さん(87歳)は、生存者の1人である
犠牲者を象徴する6830足の布靴が整然と並べられている
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