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日本衆院選:民主党の勝利はすでに確定か?
発信時間: 2009-08-28 | チャイナネット

 

 8月30日の衆議院選挙まであとわずか2日。自公両党の期待した「形勢逆転」は、ついに起こらなかった。日本の各大メディアが実施する世論調査が与党に与える心理的打撃は、回を重ねる毎に手痛いものになっている。民主党の優勢は「自民党の議席を超える」から「単独過半数」へと進み、今では「3分の2議席を獲得」とまで予測される。自民党の下野と民主党の政権獲得は、すでに揺るがぬものとなった。「中国青年報」が伝えた。

 ■民主党が3分の2議席獲得へ

 「朝日新聞」の最新の世論調査では、全国300の小選挙区で民主党の優勢は明白だ。これに比例区を加えると、民主党は全議席の3分の2を超える320議席を獲得する可能性が高い(日本の衆議院は小選挙区300議席と比例区180議席の計480議席)。自民党はすでに惨敗する運命にあり、最終的には100議席前後になると予測される。公明党もすべての選挙区で苦戦を強いられており、最多でも20議席余りを保つのがせいぜいだ。選挙前は自民党が300議席、民主党が115議席、公明党が31議席だった。

 今回の選挙では、民主党が終始攻勢を保っている。前回2006年の「郵政選挙」では「小泉劇場」の打撃で、民主党は小選挙区では52議席しか獲得できなかった。だが今回は一気に220潤オ240議席を獲得する勢いだ。東京、埼玉、千葉など都市部では特に勢いがある。全国11の比例区でも、民主党は180議席の半数を獲得する可能性がある。

 反対に自民党は足元もおぼつかない、かつてない難局に直面している。小選挙区300議席のうち、明らかにリードしているのはわずか18議席。やや優位が6議席だ。

 ■民主党大勝の原因

 民主党の大勝と自民党の惨敗は、自民党支持層の急速な縮小と、無党派層が民主党支持に傾いていることが主たる原因と現地では分析されている。政党支持率を見ると、自民党は22%、民主党は29%。3年前は自民党が33%、民主党が16%だった。無党派層の動向を見ると、民主党に投票すると決めているのは52%、自民党は34%だ。また、民主党に投票する予定の有権者の80%が「選挙情勢の変化によって投票先を変更することはない」としている。

 「厚い支持層を固めた後、大量の無党派層の支持を獲得する」??これが前回衆院選で自民党に大勝をもたらした手法だ。今回民主党は、その模範通りにやるだけだ。ただ模範よりも体が大きくなり、自民党を胃袋におさめようとしているのである。

 「人民網日本語版」2009年8月28日

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